轍 〜自転車的なる日記〜

今回はカタログには載っていない機能で自分がこれは便利だと思うものをいくつか取り上げてみたい。

●アスペクト比3:2の画面

コンパクトデジカメの画面の縦横比は4:3が一般的であるが、P5000ではその他に3:2の縦横比を選ぶこともできる。これは35mm判フィルムの縦横比と同じ。これまでデジカメの画像に違和感を感じていた要因のひとつは間違いなく画面の縦横比の違いである。どうしても上下に無駄な空間があるように感じてしまうのだ。また縦位置で撮影した場合は3:2の画面の方が奥行きを感じられるので好きだ。最初のカメラがデジカメだった人は何も感じないかもしれないが、35mm判カメラに慣れたアナログ人間には嬉しい機能である。

3:2になると言っても単に画面の上下を切り詰めただけだから、画角が横に広がるわけではない。要するに昔流行ったパノラマと同じ原理。デジタルだからフルサイズで撮っておいて後からトリミングすれば済むと言えばそれまでの話である。しかし撮影時にフレーミングを意識するのとはやはり違うのだ。横に長い画面を見るといかにも35mm判カメラで撮っているような気分になれる。この違いは意外と大きい。

●モノクロモード

P5000にもモノクロモードが用意されているが、単なるオマケ的なものではなく、かなり気合いが入っている。モノクロフィルムの撮影ではコントラストを強調するために黄色や赤のフィルターを用いることがあるが、それと同じ効果をデジタル的に実現するフィルターが内蔵されている。さらにコントラストやシャープネスも調整することができ、しかもカラーモードとは独立して設定できるというかなりマニアックな仕様になっている。これなどは最近GR DIGITALでもファームアップでできるようになったようだが、P5000なら最初からできるのだ。

デジタルだからカラーで撮っておいて後からモノクロ変換やフィルター効果をかけることはいくらでもできるが、やはり最初からモノクロを意識して撮るのとは違う。後処理でいろいろいじるより、撮影時に頭を使った方が楽しい。フィルムで撮るような一発勝負の緊張感があるのだ。モノクロ派には見逃せない機能である。

●デジタルズームの倍率制限

デジタルズームなどというものは画像をデジタル的に拡大しているだけだから何の意味も持たず、単なる子供騙しに過ぎない。だからこれまで一度も使ったことはない。しかしカメラの最大解像度未満で撮るときは話は別だ。CCDの画素数に余裕があればトリミングと同じ効果を得られるからだ。しかし解像度によってどこまで倍率を上げていいのか計算するのはとっさにはできない。そこでP5000では解像度に応じて画質が劣化しない範囲に倍率を制限する機能が搭載されている。たとえば5Mピクセルモードなら最大1.4倍まで拡大することができるといった具合である。積極的にデジタルズームを使う理由はないが、どうしても望遠が足りないという場面でトリミング代わりに使うことができるのは便利である。

●スモールピクチャー機能

出先からブログを更新したい場合、大きな画像はそのままではブログに載せられないため、今までは画像サイズをVGAに切り替えてもう一度撮影するということを行っていた。しかしこれではいちいち二度撮影する必要があるし、うっかり戻し忘れて小さいまま撮ってしまう失敗がよくあった。

P5000ではスモールピクチャー機能により、撮影後にカメラ本体で画像を縮小して小さい画像を生成することができる。サイズは640×480、320×240、160×120から選ぶことができ、再生画面で必要なコマだけを選んで縮小することができる。これで二度撮影する手間から解放され、僕にとってはとてもありがたい機能だ。

●D-ライティング機能

耳慣れない言葉だが、逆光などで暗くなってしまった部分を他の部分にはできるだけ影響を与えずに明るく補正する機能のことである。もちろんPCがあればレタッチで同様のことはできるが、出先などでPCが使えない場合には有効な機能だ。先のスモールピクチャー機能と組み合わせることもできるので、カメラ本体でブログ投稿用の画像を簡単に作り出すことができる。

●内蔵メモリー

最近のコンパクトデジカメには内蔵メモリーを搭載したものが増えてきたが、P5000も21MBの内蔵メモリーを持っている。容量が少ないように思えるが、これでも3Mピクセルなら約27枚撮影することが可能なので急場しのぎにはなる。出先で「あっ、カード忘れた!」という経験をお持ちの方は僕だけではないだろう。そんな時、撮れないよりは少しでも撮れた方がいいのは言うまでもない。

●マニュアル露出時のバーグラフ表示

マニュアルで露出を決定する場合、通常はシャッターボタンを半押しして表示された適正露出を参考に絞りやシャッタースピードを設定する機種が多いが、P5000ではコマンドダイヤルを回すと液晶画面にバーグラフが現れ、±2EVの範囲で適正露出からのずれをリアルタイムで表示してくれる。これは一眼レフとほぼ同じ操作性であり、マニアが泣いて喜ぶ機能だ。マニュアル露出を使う機会はそれほどないと思うが、露出を固定したい場合には便利なのだ。こういうところもオマケ的にはなってないところが素晴らしい。

物欲を必死に抑えているのにレビューが続くと辛いです(^-^;
P5000は液晶の上下の視野角はどんなでしょうか?

2007.04.11 12:23 URL | racchi #lMBqkpAs [ 編集 ]

いいとこ突いてきましたな。(笑)
液晶の視野角の広さはこのカメラの大きな特長ですよ。あちこちで絶賛されてます。
頭上撮影やローアングル撮影も容易にこなせます。
最後にダメ押し記事を書きますので覚悟して待ってて下さい。(笑)

2007.04.11 16:09 URL | windy #4ARdecsc [ 編集 ]

こりゃトドメを刺されるかな(^-^;
後継機種でもう少し広角寄りかズーム域を伸ばしたやつが出たら迷わず即買いなんですけど(笑)

2007.04.11 16:44 URL | racchi #lMBqkpAs [ 編集 ]

たぶん僕の推測では、後継機P5100を出すための陰謀じゃないかと・・(笑)
だって、あまりにも完成度の高いものを出してしまうと次が売れないですからね。
安すぎる値段設定も妙に納得できます。
これをエサにして、次に28mm対応のP5100をもっと高い値段で出せば僕みたいなマニアがまた釣れるという算段です。(^_^;
一粒で二度美味しいとはこのことか?(爆)

2007.04.11 16:57 URL | windy #4ARdecsc [ 編集 ]













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